AWS Direct Connect とは
AWS Direct Connect は、お客様の内部ネットワークを AWS Direct Connect ロケーションに、標準のイーサネット光ファイバケーブルを介して接続するサービスです。ケーブルの一端がお客様のルーターに、他方が AWS Direct Connect のルーターに接続されます。この接続を使用すると、パブリックな AWS のサービス (Amazon S3 など) または Amazon VPC への仮想インターフェイスを直接作成できるため、お客様のネットワークパスの中でインターネットサービスプロバイダーをバイパスできるようになります。AWS Direct Connect ロケーションとは、対応するリージョンでの AWS へのアクセスの中継地となるものです。パブリックリージョン または AWS GovCloud (US) の単一の接続を使用して、他のすべてのパブリックリージョンのパブリック AWS のサービスにアクセスすることができます。
Link Aggregation Group (LAG)
Link Aggregation Group (LAG) は、Link Aggregation Control Protocol (LACP) を使用して、1 つの AWS Direct Connect エンドポイントに複数の接続を集約し、それらを 1 つのマネージド型接続として扱うことを可能にする論理インターフェイスです。
次の図では、各ロケーションに 2 つずつ、合計 4 つの接続があります。同じ場所を終端とする接続の LAG を作成すれば、4 つの接続ではなく 2 つの LAG を使って設定と管理を行うことができます。
Direct Connect ゲートウェイ
同一リージョン内に複数の VPC がある場合は トランジットゲートウェイ
仮想プライベートゲートウェイ
仮想プライベートゲートウェイの関連付け
次の図では、Direct Connect ゲートウェイによって、米国東部(バージニア北部) リージョンの AWS Direct Connect 接続を使用し、米国東部(バージニア北部) と 米国西部 (北カリフォルニア) の両方のリージョンでご自身のアカウントの VPC にアクセスできます。
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アカウント間の仮想プライベートゲートウェイの関連付け
Direct Connect ゲートウェイを所有している Direct Connect 所有者 (アカウント Z) のシナリオを考えてみます。アカウント A とアカウント B は Direct Connect ゲートウェイの使用を希望しています。アカウント A とアカウント B はそれぞれ、関連付け提案をアカウント Z に送信します。アカウント Z はこの関連付け提案を承諾し、必要に応じて、アカウント A の仮想プライベートゲートウェイまたはアカウント B の仮想プライベートゲートウェイから許可されるプレフィックスを更新します。アカウント Z が提案を承諾すると、アカウント A とアカウント B はそれぞれの仮想プライベートゲートウェイから Direct Connect ゲートウェイにトラフィックをルートできるようになります。また、アカウント Z はゲートウェイを所有しているため、顧客へのルーティングを所有します。
アカウント間のトランジットゲートウェイの関連付け
Direct Connect ゲートウェイを所有している Direct Connect 所有者 (アカウント Z) のシナリオを考えてみます。アカウント A が トランジットゲートウェイ を所有していて、Direct Connect ゲートウェイを使用したいと考えています。アカウント Z は関連付け提案を受け入れ、オプションで、アカウント A の トランジットゲートウェイ から許可されるプレフィックスを更新できます。アカウント Z が提案を受け入れた後で、トランジットゲートウェイ にアタッチされた VPC は、トランジットゲートウェイ から Direct Connect ゲートウェイにトラフィックをルーティングできます。また、アカウント Z はゲートウェイを所有しているため、顧客へのルーティングを所有します。
参考文献
- AWS Direct Connect とは



