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初めてのAtCoder

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東京大学の修士大学生です:smiley:

僕は、pythonを触り始めて9ヶ月ほどになります。今回は、最もpythonの勉強に役立ったAtCoderについて紹介したいと思います!

AtCoderってなに?

スクリーンショット 2020-03-06 10.56.39.png

日本発の"競プロ"(競技プログラミング)サイトです!(世界的に見ても、有名!)

競技プロとは、プログラミング問題を解き、正解数や時間などを競い合うコンテストのこと。Web業界などでは、新卒の採用活動などに使われることもあります。Googleの入社面接でも聞かれます。

AtCoderの問題は全て日本語であり、比較的簡単な問題を出題することでも知られています。
なので、「英語ムリすぎる..」という方や、「競プロに興味はあるけど、自信ない。難しそう...」という方にもお勧めです!

どんな問題が出るの?

整数 A と B が与えられます。
そのとき、縦 A cm、横 B cmの長方形の面積を出力してください。

print(A * B)を出力する基本的なものから、

長方形の街で、途中の塀(#)を通らず、道(.)を通って、家(s)から学校(g)へたどり着けるか
スクリーンショット 2020-03-06 10.56.49.png

深さ優先探索を使用するものから、1日考えても解けない問題まで、幅広い難易度の問題が出題されます!

AtCoderの楽しさ

1. 友達とも、世界の凄腕の人とも対戦できる

AtCoderの登録者数は4万人を超えています。毎週のコンテストでは、5000人以上の参加者とリアルタイムで対戦ができます!また、友達をお気に入り登録しておくと、友達との勝敗が大きなモチベーションに繋がります!
スクリーンショット 2020-03-06 10.57.01.png

2. 成長が目に見える

AtCoderのコンテストに参加すると、成績に応じてレーティング(色)が変化します。
レーティングはコンテストでの平均的な成績、つまり、プログラミング問題を解く能力になります。

下の画像は自分のレーティングの変化です。レーティングの上昇と共に、自分の実力が上がっている感覚が可視化されるのが、楽しいポイントです!

スクリーンショット 2020-03-06 10.57.14.png

レーティングに対しての、ざっくりとしたイメージです。最も強い人「レッドコーダー」 と呼ばれ、競プロ界の神様的ポジションになります。(Kaggleでいう、grandmaster的な?)

レーティング相対的な位置イメージ
0 -灰色上位 100%初心者ですが伸びしろがたくさんある状態です。
400 -茶色上位 40%茶色なら優秀。エンジニアとしてはちょっと物足りない。
800 -緑色上位 24%大抵の企業でアルゴリズム力は十分。ソフトウェアエンジニアとして申し分ない実力です。
1200 -水色上位 12%基礎的なアルゴリズム処理能力については疑いのないレベル。
1600 -青色上位 6%一部上場のIT企業でも、一人もいないことが結構あるレベルになる。
2000 -黄色上位 2.5%黄色からは、化け物。各大学のエース級選手です。世間的にはアルゴリズム特化のリサーチャーなど、エキスパートとして活躍できる実力です。
2400 -橙色上位 0.9%各大学で数年に 1 人レベルのトップ選手です。
2800 -赤色上位 0.3%世界レベルのトップ選手です。現在日本に 30人 前後しかいません。

※ イメージは、AtCoder 社長さんのブログAtCoderについてのqiita記事がソースです。

3. 解説が丁寧

コンテストが終了する度に、Youtubeで解説動画が放送されます。その解説が非常に丁寧でわかりやすいです!

また、他人のコードが見放題なので、問題が解けるようになるだけでなく、pythonコードの綺麗な書き方を習得することができます!


僕は、こんな魅力でAtCoderにハマりました。pythonを本などで学習するよりも、実際に手を動かしてoutputを続ける方が、習得のスピードが早かったように感じます!

この記事を読んだ初心者の方が、AtCoderを始め、python習得に繋がれが、非常に嬉しいです。

具体的な始め方は、別の人が書かれたこちらの記事を参考にしてみてください😄


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